「志戸子（しとご）ガジュマル公園」（屋久島町志戸子、TEL 0997-42-0079）が3月22日、新しいパンフレットの配布を始めた。

パンフレットをデザインしたとりこさん（左）と制作に携わった志戸子集落会計の竹之内幸さん（右）

　志戸子海岸沿いに位置し、防風林とし、長年集落の暮らしを守ってきた同園。ガジュマルのほか、クワズイモやオオタニワタリ、サクラランなどの亜熱帯植物が自生する。

　パンフレットはスタンプラリー帳も兼ね、園内3カ所に置かれたスタンプを集めると、受付でポストカードと交換できる。公園の案内だけでなく、神社や恵比寿像など、集落の見どころを盛り込んだ集落全体の「お散歩マップ」も掲載する。

　2021年からガジュマル公園を運営する志戸子集落が、同集落在住のグラフィックデザイナーの「とりこ」さんと共に制作した。とりこさんは「屋久島に引っ越すために乗ったフェリーで以前のパンフレットを手にし、いつかこれをデザインしてみたいと思った夢が、15年目にしてかなった」と話す。

　園内のほか、島内の宿泊施設や土産物店でも配布する予定。同園の開園時間は8時30分～17時。入園料は大人＝240円、小中高生＝120円。