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屋久島「住吉神社」の門松 30年以上続く、ボランティアグループの手作り

森の中の「住吉神社」。草刈りや掃除で清めてから、門松を設置する

森の中の「住吉神社」。草刈りや掃除で清めてから、門松を設置する

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 志戸子集落の「住吉神社」に今年も門松が飾られている。

本殿の裏手に立つアコウの古木には、たくさんの植物が寄生する

 毎年、門松作りを担当するのが、集落のボランティアグループ「住吉会」の面々。人口300人あまりの集落の約1割、30人ほどの会員が中心となって、1987(昭和62)年の結成以来、祭りなどを取り仕切っている。

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 素材となるのは、地元の野山から集めた松、竹、梅にユズリハとセンリョウ。オイルの空容器やドラム缶をベースにコモを巻き、植物の鮮度が長持ちするよう、根元に水を仕込むなど工夫を凝らしている。

 今年は、公民館や「志戸子ガジュマル公園」などに6組の門松を納めた。例年、大みそかは県道から神社までの300メートル余りをかがり火で照らし、本殿の裏手に立つアコウの大木をライトアップするが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。

 会員の竹之内徳光さんは「門松もかがり火も毎年工夫を凝らして、改良を重ねてきた。他の集落の人もぜひ見に来てほしい」と話す。

 門松は、1月7日の年中行事「鬼火焚(た)き」で集落中の正月飾りと合わせてたき上げられる予定。

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