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屋久島、宮之浦集落の伝統的な門松 自然食品店「椿商店」に今年も登場

細長い竹を立てるのが、宮之浦集落の門松の特徴

細長い竹を立てるのが、宮之浦集落の門松の特徴

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 自然食品店「椿商店」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1355)に現在、屋久島の伝統的な門松が飾られている。

門松の足元を支える白い砂とシイの割木

 少子高齢化やライフスタイルの変化で、近年見られることの少なくなったという門松。葉を茂らせた細い竹を支柱に、松とユズリハの枝を束ねたもので、足元には砂を盛り「割木(わりき)」と呼ばれるシイのまきを円すい形に並べる。椿商店では、2013(平成25)年の開業から、喪中を除いて毎年欠かさずこの門松を作ってきた。

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 店主の内室紀子さんの夫である二郎さんが、門松の製作を担当する。二郎さんは、埼玉県出身。屋久島に移住する際、お世話になった「民宿 晴耕雨読」(宮之浦)の伝統的な門松に憧れ、宿の主人の長井三郎さんに手ほどきを受けた。

 内室さんは「こうしてお正月を丁寧に迎えることが、自分たちの屋久島での暮らしにとても合っている。シイのまきを用意するのは大変だが、地元のお客さまが懐かしがって、褒めてくださるのがうれしい」と話す。

 門松は、1月7日に屋久島の伝統行事「鬼火焚(た)き」で割木ごとたき上げられる。内室さんは、「来年以降もこの門松を継承していく」と話す。

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