華道家の美榮(びえい)さんが7月12日、屋久杉工芸品と土産物を販売する武田館(屋久島町安房)で即興生け花を披露した。
会場となった武田館は美榮さんの来島に合わせ、店内にスポットライトを備えた展示舞台を用意。花材は屋久杉の原木や工芸品、屋久島の海岸に漂着した流木、黄色い花が房状に垂れ下がる屋久島産のナンバンサイカチ。もともと、造花を生ける予定だったが、台風9号の影響で到着が遅れ、急きょ生花を使った。
屋久島を訪れるのが3回目という美榮さんは「普段生活している都心では出合えないありのままの植物の姿はもちろん、取れたての刺し身などを通じて、森と川と海の循環を全身で感じられるのがこの島の魅力」と話す。
生花は1週間ほどで枯れてしまうため、美榮さんは年内に再来島して、改めて造花を組み合わせた作品を制作するという。