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「太鼓で島を盛り上げたい」 45年続く「屋久島太鼓保存会」の取り組み

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 屋久島の島民が出演し島の魅力や暮らしを伝える番組「やくしまじかん」(MBCラジオ)の76回目が1210日に放送され、パーソナリティーの藤本真未さんがインタビューを行う「はめつけ!やくしま」に屋久島太鼓保存会所属、子ども太鼓指導代表の松永ふうまさんが登場した。

ご神山祭りの様子

――自己紹介をお願いします。

京都府出身で、11年前の長女出産前に屋久島に移住しました。親せきが屋久島に住んでいて、小さいころ離島に住んだこともあったので、違和感なく屋久島での生活を楽しんでいます。

――松永さんが所属する「屋久島太鼓保存会」について教えてください。

45年ほど前に始まった和太鼓のグループです。もともと屋久島には太鼓の文化がなく、島を盛り上げていきたい、和太鼓の伝統文化をつくりたいという気持ちで始まったと聞いています。私自身は京都という土地柄的にも小さいころから伝統芸能に触れる機会が多く、中学、高校と和太鼓をやっていました。屋久島でもやっているところがあると聞き参加を決めました。現在10人ほどのメンバーで活動しています。

――松永さんが担当している子ども太鼓について教えてください。

「ど鼓ドンやくしま」という団体で子ども太鼓の指導をしています。以前から中学生への指導などがあったようですが、私が保存会に入ったタイミングで周りの友人から「子どもへ教えてほしい」と声が掛かり指導することになりました。私の子どもが小さかったこともあり、下は3歳前の未就学児童から小学6年生まで17人の子どもが参加しています。楽しむことを忘れないよう、日々練習に励んでいます。

――「ど鼓ドンやくしま」の由来は何ですか。

団体名の由来は、子どもが太鼓をたたいているときの音です。本当なら「ドンドコ」とたたいてほしかったのですが、子どもたちがたたくと「『ドコドン』と聞こえるね」とある生徒のお父さんと話したことがきっかけでした。日本語の表記を全て使いたくて、漢字・ひらがな・カタカナの文字を混ぜた表記で、楽しそうな雰囲気が伝わるようにしました。

――どのような機会に演奏されますか。

年に数回祭りがありますが、夏のご神山祭りでの演奏や大みそかに宮之浦地区の益救神社で「益救神太鼓」の奉納を行っています。特に年末は参拝客の一年の厄をはらい新しい年を授けるべく、鬼の面をかぶって31日の23時半ごろから10時半ごろまでたたき続けます。良い鬼と悪い鬼が登場し戦う物語仕立ての演奏で、たいまつをたき、約168寸(4854センチ)の長胴太鼓と笛、ほら貝も使います。神事として奉納するということで、メンバーも自我を捨て山の神様を背負って太鼓をたたかせてもらっています。この奉納には、毎年寒い中多くの方が来てくださいます。年末に屋久島へお越しの方は、ぜひ聴きに来ていただければと思います。

年越益救神社奉納太鼓の様子

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