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屋久島ファウンド フォト アーカイブス プロジェクト 第5弾は長峰集落

「ながみね掘り出し市」の屋久島国際写真祭ブース

「ながみね掘り出し市」の屋久島国際写真祭ブース

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 「ファウンド フォト アーカイブス プロジェクト 長峰」のショートフィルム上映会が9月23日、屋久島空港にほど近い「長峰生活館」(屋久島町小瀬田)で開催された。主催はNPO法人「屋久島国際写真祭(Yakushima Photography Festival、略称YPF)」(屋久島町安房)。

これまでに発行された、湯泊集落と一湊集落の「ファウンド フォト アーカイブス プロジェクト」カタログ

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 「屋久島国際写真祭」は、国内外の写真家を屋久島に招き、島の各地を会場として写真を展示するビエンナーレ。活動の一環として、屋久島の一般家庭の古写真を収集し再編する「ファウンド フォト アーカイブス プロジェクト」を進めてきた。

 今回は、長峰区の協力で一般家庭から集めた古写真から40点を13分半の映像にまとめ、「長峰区創立70周年記念 第30回ながみね掘り出し市」で無料上映。開拓の歴史がしのばれる写真を見ながら、区民や来場者が思い出に浸った。

 「ファウンド フォト アーカイブス」は、YPFが2015(平成27)年から取り組んでいる活動で、これまでに廃村となった小杉谷を含め、安房、湯泊、一湊4集落の古写真を収集してきた。長峰は第5弾。湯泊と一湊は、それぞれカタログとして小冊子にまとめて販売しており、残る3集落分も冊子化を進める。

 YPF代表で写真家の千々岩孝道さんは、「屋久島は集落ごとの個性が豊かで、古写真にも個性が現れる。過去の様子や歴史を知ることで、今の景色も違って見える。26集落のカタログを作り上げるのが目標」と話す。来年11月に開催を予定する第5回となる「屋久島国際写真祭」を11月に予定に合わせて、残る集落の「ファウンド フォト アーカイブス」も発表できるよう準備を進める。

 これまでに発行したカタログは、オンラインショップや事務局などで販売している。

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