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世界一周旅に出られなくなった「ヤドカリ」夫婦、屋久島でゲストハウス経営始める

「家を持たず、モノを持たず、全国転々と旅暮らし」 するヤドカリ夫婦

「家を持たず、モノを持たず、全国転々と旅暮らし」 するヤドカリ夫婦

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 新型コロナウイルスの影響で世界一周の旅に出られなくなった「ヤドカリ」夫婦が9月17日、屋久島でゲストハウスの経営を始めた。

遊さんが描いた「屋久島ユースホステル」のテラスのイラスト

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 夫婦が営むのは海の玄関口、宮之浦港近くの「屋久島ユースホステル」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-49-1316)。

 ヤドカリ夫婦こと、元建築士でイラストレーターの遊さんと元高校教師の北斗さんは、「家を持たず、モノを持たず、全国転々と旅暮らし」をしている。長年勤めた職場を離れ、今年4月から1年間、留学と世界一周の旅に出る計画を立て、その過程をSNSやインターネットのプラットフォームメディアで発信してきた2人。しかし、新型コロナウイルスの影響で計画は頓挫し、国内のゲストハウスを巡る旅に切り替えた。

 その旅の途中、長期滞在していた「屋久島サウスビレッジ」(平内)で、オーナーの阪根充さんに「姉妹館のユースホステルを経営してみないか」と声を掛けられた。飲食店のシェアリングのように、名称や建物、設備はそのままに経営を委託する試み。

 遊さんは「想定外だったが、せっかくの機会だからいろいろやってみたくて、すぐに誘いを受けた」と振り返る。

 手始めに遊さんのイラストを使って、北斗さんが宿のホームページをリニューアル。少しずつ2人のカラーを打ち出しながら、今後も屋久島情報を発信していく。

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