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屋久島の森の中に茶屋新店 冬の味覚、もち芋をコロッケに

土日限定の「一汁五菜定食」、この日のメインはもち芋コロッケ

土日限定の「一汁五菜定食」、この日のメインはもち芋コロッケ

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 屋久島の観光名所「白谷雲水峡」へ向かう道沿いに、茶屋「やまがら屋」(屋久島町宮之浦)がオープンして1カ月がたった。

やまがらをはじめ、野鳥も多く訪れる庭

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 11月3日にオープンした同店。旬の味覚を生かした家庭料理が楽しめるとあって、連日多くの島民でにぎわっている。

 この日のメインは、島の伝統野菜「もち芋」のコロッケ。もち芋は別名「かわひこ」「かばしこ」とも呼ばれる里芋の一種で、農家の保存食として親しまれてきた。近年、「かごしまの伝統野菜」に選ばれたこともあり、再評価されている。

 このほか、卯の花のしっとり煮、もずくと山芋の三杯酢、屋久島産パパイヤのきんぴら、生野菜サラダにご飯とみそ汁、漬物が付いた「一汁五菜定食」(950円、土曜・日曜限定)、月曜、火曜は温かいうどん(600円)と一品料理(100円~)を用意する。毎月最終土曜・日曜はカレーなどの洋食メニューを用意する。

 2009年に屋久島に移住した店主の瀬戸山瑞香さんは、来島前から飲食店開業を視野に準備を重ねてきた。「杉林を切り開くところから、建築過程をフェイスブックでレポートしてきたので、建物を愛(め)でてくださるお客さまも多い」と話す。「この土地に立っていた杉は太鼓梁(たいこばり)に、床材やカウンターにはシイ、タブ、ヤマモモ、クスノキなど、島の広葉樹をふんだんに使った。年月を重ねるほどに味わいを増していく」とも。

 営業時間は12時~16時。水曜~金曜定休。

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