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屋久島の木の工房がアウトドアナイフ 種子島の刃物職人と2年かけ商品化

上の2本が屋久島の広葉樹を使ったスタンダードモデル、下の2本が高級屋久杉を使ったプレミアムモデル

上の2本が屋久島の広葉樹を使ったスタンダードモデル、下の2本が高級屋久杉を使ったプレミアムモデル

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 木の工房「SOLMU PUUT(ソルム プート)」(屋久島町平内、TEL 070-1310-4021)が1月27日、種子島の職人と共に作り上げた「KUMAGE KNIFE(クマゲナイフ)」を発売した。

箱は屋久島在住のグラフィックデザイナー、エリック・ヴィヴィアンさんがデザインした

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 屋久島と種子島の属する行政区「熊毛郡」にちなんで名付けられた「KUMAGE KNIFE」は、刃渡り12センチと7センチのアウトドアナイフ。種子島で、鹿児島県の伝統的工芸品の指定を受けた「種子包丁(たねぼうちょう)」を製造する「田畑刃物製作所」(西之表市)の刃物に、「SOLMU PUUT」の西優樹さんが屋久島産木材の柄を付けた。

 種子島で種子包丁を販売する「CONNECT Tanegashima」(西之表市)からの働き掛けで、田畑刃物製作所と共に2年以上試作を繰り返し、完成にこぎ着けた。「鍛冶屋の多い人吉市で育ったので、ナイフ作りはいつか挑戦してみたかった。刃は種子包丁のイメージを残しつつ、流線的でしなやかに。柄は和の要素を感じさせながら、手になじみやすく、しっかりホールドできるようデザインした」という。

 プレミアムモデルには「泡瘤(あわこぶ)」と呼ばれる特徴を持つ高級屋久杉が使われており、受注生産。刃渡り12センチのラージサイズは8万2,800円、7センチのスモールサイズは7万7,800円。スタンダードモデルには屋久島の広葉樹が使われており、ラージサイズが3万2,800円、スモールサイズが2万7,800円。刃の部分にはどちらも高級和鋼青紙2号が使われている。

 SOLMU PUUTのウェブショップと直営店「SOLMU8」、CONNECT Tanegashimaで販売する。SOLMU 8の営業時間は11時~17時。休業日はSNSで知らせる。

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