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屋久島でバレーボール教室 元日本代表の迫田さおりさんが小中高生を指導

迫田さんのトスでスパイクの指導

迫田さんのトスでスパイクの指導

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 女子バレーボール元日本代表の迫田さおりさんが2月26日、安房体育館(屋久島町安房)で小中高生を対象としたバレーボール教室を開催した。

迫田さん(中列中央)と参加した小学生たち

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 迫田さんは鹿児島市出身。2010(平成22)年から日本代表メンバーになり、2012(平成24)年のロンドン五輪では日本が銅メダルを獲得する原動力になった。2017(平成29)年に現役を引退した後は、主要な大会の解説をはじめ、テレビ番組やイベントに出場したりバレーボール教室で指導したりするなど幅広く活動している。

 今回のバレーボール教室は1時間ずつの2部構成。前半は小学校5、6年生が対象で、島内の6つのスポーツ少年団から計21人が参加した。中高生対象の後半では、3つの中学校(中央、安房、岳南)と屋久島高校のバレーボール部員合わせて44人が参加した。迫田さんの指導を補助するために、各グループのコーチらも補助員として参加した。

 指導内容は前半と後半で基本的には同じ。最初は簡単なボール遊びから始め、徐々にレベルを上げて行き、アンダーハンドパスやオーバーハンドパスの基本練習と進み、迫田さんがトスしたボールを児童たちが次々とネット越しにスパイクするといった本格的な指導にまで進んだ。

 屋久島にはプライベートで1度来ただけで、仕事は今回が初めてという迫田さん。「屋久島の子どもたちがとても素直で積極的なのに感心した。また来たい」と話していた。

 この日の午後には離島開発総合センター(屋久島町宮之浦)で「迫田さおりさんのトークショー ~「心」を磨いてくれた人達との出会い~」が開かれ、迫田さんも出演するKKB鹿児島放送のテレビ番組「ですです」を担当する北﨑(きたざき)千香子アナウンサーの進行で対談を行った。会場からは多くの質問があり、小学生の「背が低いのですが選手になれますか」との質問に「この会場で堂々と質問できる勇気があれば十分。日本人はつなぎが重要。そのためにはレシーブ練習をしっかりと」と応えると、会場から拍手が湧き上がった。

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