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屋久島にリユースの拠点誕生 「リサイクル笑顔の場 楠川倶楽部」

サイズ別に仕分けられた子ども服や雑貨の数々

サイズ別に仕分けられた子ども服や雑貨の数々

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 屋久島にリユースの拠点「リサイクル笑顔の場 楠川倶楽部(くらぶ)」(屋久島町楠川、TEL 090-3070-8296)が7月19日、オープンした。

楠川集落で長年親しまれた「博多商店」の旧店舗を利用した試み

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 手掛けたのは、島で10年以上民生委員として活動してきた鎌田美智代さんとボランティアスタッフ。廃業した商店を借り上げ、島内で提供された古着や器などを仕分け、手入れして並べる。値札が付いていないものは、一家族3点まで無料で引き取ることができる。4点目からは1点につき100円。

 初日は新型コロナウイルス対策として入り口で検温と消毒を実施。3時間の開場で150人ほどが来場した。

 鎌田さんが民生委員として制服や学用品を集める中で、まだまだ使えるのに捨てられる品々に胸を痛め、幅広く島民も利用できるリユースの拠点作りの計画を温めてきたという。昨年、近所の元商店が貸しに出ていたことを機に個人で借り受け、ボランティアの手を借りながら、拠点作りを進めてきた。鎌田さんは「初めてのことなので、試行錯誤中。しばらくこのスタイルで様子を見ながら、運営方法を練り直していきたい。うまくいったら、他の集落でも取り入れてほしい」と展望を話す。

 来月からは、ベビーベッドや介護用品などの無料レンタルも予定している。スペースや人員に限りがあるため、寄付などの受け付けは応相談。

 開催日時は毎月第3日曜の9時~12時。次回は8月16日。

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