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屋久島で第2回のチャリティーイベント「ホワイトリボンラン」

参加者とスタッフ(前列左端が杉下さん)

参加者とスタッフ(前列左端が杉下さん)

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 チャリティーイベント「ホワイトリボンラン」が3月3日、屋久島町健康の森公園(屋久島町安房)で開催され、男女約80人が30分ほどのランニングを楽しんだ。

スタート前に準備運動

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 ホワイトリボンランは、国際協力NGOジョイセフ(JOI CFP)が2016(平成28)年に始めたチャリティーイベント。3月8日の国際女性デーに合わせて「走ろう。自分のために。誰かのために。」をスローガンに、全ての女性が健康に幸せに生きられることを願う人たちが集まり、ランニングを通して国際女性デーを盛り上げる。9回目を迎える今年は、3月2日と3日に過去最多の全国59カ所で開かれた。参加登録費の収益全額が寄付となり、ガーナの女性の命と健康を守る活動に充てられるほか、今年は能登半島地震で被災した女性の支援にも使われる。

 屋久島では今回が2回目。2023年は少人数(30人以内)の「スポット」会場として開催したが、約70人の参加があり、今年は開催地の自由度がより高い「拠点」会場とした。高齢者や子どもでも参加しやすいように、公園周辺に1.3キロのコースを設定した。

 開会式では、屋久島での開催を呼びかけた屋久島尾之間診療所(屋久島町尾之間)院長の杉下智彦さんから、国際女性デーが紹介された。1904(明治37)年3月8日に米国の女性たちが参政権を求めて行ったデモをきっかけに女性の人権運動が活発化し、1975(昭和50)年に国連がこの日を国際女性デーとして制定した。

 整体師の前田宏知さんから、腰を高くして腕を大きく振り、膝を前に出すようにとランニングの指導があり、参加者全員で準備体操をしてからスタートした。参加者の多くは、30分の間にコースを3周して4キロ走ったが、1周で終えた子どもや4周した若者もいた。

 会場には、協力企業の住友生命が設置した健康相談コーナー、救急専門医によるBLS(一次救命処置)の体験コーナー、バランスボールを使った産後ケアの紹介コーナーが設置され、参加者たちはクーリングダウンを兼ねて参加していた。

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