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屋久島で「二三雲」描く制作実演 スタジオジブリの美術監督・山本二三さん来島

デモンストレーションで描いた作品

デモンストレーションで描いた作品

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 屋久島環境文化村センター(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-2900)で3月21日、アニメーション美術監督の山本二三(にぞう)さんのデモンストレーションが行われた。

屋久島の安房川がモデルとなった背景画

 山本さんは「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」などのスタジオジブリ作品や「時をかける少女」などの背景画を描いたことで知られる美術監督。中でも特徴的な手法で描く雲は定評があり、ファンの間で「二三雲」と呼ばれる。

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 同イベントでは屋久島の永田岳をモチーフに、独自の配色で絵の具を混ぜ合わせて色を作る様子、微妙に異なる複数の色を使い分けて雲を描く様子などがスクリーンに映し出された。

 主催のオメナヘプロジェクト・NPO屋久島エコフェスタ代表の田平拓也さんが、2015年に山本さんの森歩きをガイドしたことがきっかけで生まれた今回の企画。田平さんはイベントのMCを務め、デモンストレーションの内容やこれまで手掛けたアニメーションについて、山本さんに質問したりした。

 山本さんは長崎県の離島、五島市出身で「屋久島に来ると古里に帰った気になってうれしい」と話す。現在、五島列島の文化や自然を描く「五島百景」を制作中で、今年同市に山本二三美術館がオープン予定という。

 デモンストレーションの後にはイタリア生まれのジャズ・ピアニスト、ジョバンニ・ミラバッシさんのミニコンサートが開かれ、スタジオジブリの主題歌を即興で演奏。観客は山本さんとジョバンニさんに大きな拍手を送った。