屋久島おおぞら高校の卒業式 スクーリングでの出会い胸に旅立ち

おおぞら高校校舎の外観

おおぞら高校校舎の外観

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 屋久島町にある通信制高校「屋久島おおぞら高等学校」(屋久島町平内)で3月25日、2017年度の卒業式が行われた。

校歌を斉唱する卒業生と教職員

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 同校の生徒はスクーリングで全国各地から屋久島を訪れ、数日間滞在しながら各学科の授業やチームビルディングのワークショップなどを受講する。今年の卒業生は2892人で、うち6人の卒業生が自主的に参加したいと卒業式のために来島した。

 屋久島町長の荒木耕治さんや、島内各校の校長先生などから祝電・祝辞が届いた。同校校長、宮長芳登(よしと)さんは卒業生へ「自分らしく生きてほしい。『堅忍不抜』の言葉のように、苦しい時ほど腹を決めて乗り越えてほしい」と言葉を贈った。

 式の最後に校歌を斉唱。校歌は開校10周年を記念して制作されたもので、津軽三味線や太鼓など和楽器のユニット「WASABI」が作曲、同校の生徒が作詞し、脳科学者の茂木健一郎さんが監修した。

 担任教師が卒業生へ花束を贈呈する場面で、教師の渡邉匠さんは「感極まって涙が出そうになったが、それを見た生徒は笑顔だった。屋久島のスクーリングでの出会いを通して変わった生徒の姿が頼もしい」と笑顔を見せる。

 式の後の交流会で卒業生と保護者、教職員からそれぞれ歌が披露され、会場は大いに盛り上がった。

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