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屋久島で五輪気分 聖火リレーのトーチやパラ聖火など展示

展示会場を訪れた小学生グループ

展示会場を訪れた小学生グループ

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 東京オリンピック閉会後の8月11日から3日間、屋久島町役場フォーラム棟において聖火リレーのトーチやユニホームなどが展示された。

種子島で聖火をつなぐ渡辺さん(右)(屋久島町提供)

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 屋久島では聖火リレーが行われなかったが、都道府県やパートナー企業からの募集に応募して選ばれた5人が島外で聖火リレーに参加した。種子島の西之表市で3人、鹿児島県姶良市で1人、香川県観音寺市で1人が、それぞれ200メートルほどのコースを駆けて聖火をつないだ。

 オリンピック気分を少しでも島民に味わってもらおうと、種子島で走った渡辺優子さんらが役場に持ち掛けて展示会が開催されることになった。会場にはランナーの走行中の写真や、ランナーたちから借りたトーチやユニホームなどの関連グッズが並んだ。

 トーチは手に取ることが可能で、渡辺さんから正しい持ち方を教えてもらった入場者たちは、町が用意した新しい手袋を着けてトーチを高く掲げ、想像より大きくて重いトーチを体感していた。展示のトーチには燃料が付いておらず、「実際のリレーではもう少し重かった」と渡辺さん。会場のディスプレーには、トーチの制作過程が映し出されていた。

 白地に赤いラインの入ったリレー走者のユニホームには、着用に関する細かい指示が貼られていた。柄物や派手な色のインナー禁止、袖まくり・裾まくり禁止、ポケットに携帯できるものはスマホ、ハンカチ、自撮り棒などに限定、靴は白が原則、など。小規模な展示会ではあったが、オリンピックを身近に感じることができるよう工夫されていた。

 最終日には、今月24日に開幕予定の東京パラリンピックの聖火が追加展示された。前日に鹿児島県庁で採火されたもので、種子島火縄銃保存会が火打ち石で着火したという。分けた火は屋久島町はじめ、県内のいくつかの自治体で展示される。

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