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屋久島に観光案内もできる土産物店「シェリーココ」 山以外の魅力発信

「シェリーココ」の店主・伊藤梓さん

「シェリーココ」の店主・伊藤梓さん

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 アクセサリーや土産物を取り扱う「シェリーココ」(屋久島町宮之浦)が7月20日、宮之浦川沿いにオープンした。

島のモチーフを型取った屋久杉のオリジナルアクセサリー

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 店主は、SNS、インスタグラムのハッシュタグ「#屋久島勝手に観光大使」で屋久島の魅力を発信する伊藤梓さん。伊藤さんは「以前島内の土産店で働いていた時、旅の最後に店に立ち寄るお客さんが多かった。『こういう場所もありますよ』と手作りのマップを見せてお話しすると、もっと早く来たかったと言ってくれる人が大勢いた。いずれは土産店だけでなく、観光案内もできる自分の店を作りたいとずっと思っていた」と開店のきっかけを話す。

 大学生や20代を意識したデザインや価格帯のアクセサリーを中心に、屋久島の土産物などを取りそろえる。「お薦めの商品はモンステラやプルメリアなどをモチーフに型取った屋久杉のオリジナルアクセサリー。若い人たちが屋久島に行ったことをSNSに載せてくれるように、島で身に着けたくなるようなアクセサリーを、なるべく手頃な価格でそろえた」という。ピアスとイヤリングは付け替え可能。

 新月堂菓子店のパウンドケーキは通常より厚切りで、「縄文杉のイメージが強いが、そうじゃない屋久島を、土産を通して伝えたい」と伊藤さんが描いたイラスト入りのオリジナルパッケージ。たんかん味、よもぎ味、三岳味のほか、限定販売の塩キャラメル味(以上350円)も。開店資金の一部をクラウドファンディングで集めた際、リターンとして用意したコーヒー豆は「cafe and bar gecko」が焙煎(ばいせん)し、島在住イラストレーター・横山遊さんが描いたパッケージに詰めた。

 伊藤さんは大学生の時に旅行で初めて屋久島を訪れ、4年前に静岡県から移住。「山ではなく、出会った人や里の景色に魅力を感じた。屋久島への移住は私の人生を大きく変えてくれた出来事。若い人たちにもっとこの島のことを知って欲しい。一見、屋久島にそぐわない容姿の私が山以外の魅力を伝えることで、山に興味がない若い世代の人が島を訪れるきっかけをつくりたい」と意気込む。

 「宮之浦港から徒歩15分。売っているのは土産物とアクセサリーだが、なるべく旅の始めに立ち寄ってほしい」とも。営業時間は9時~18時。商品はオンラインショップでも扱う。

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