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屋久島の土産物店で小分け袋有料化 環境と観光客に配慮し取り組み進める

「脱プラスチック宣言」のチラシ

「脱プラスチック宣言」のチラシ

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 屋久島観光協会(屋久島町安房、TEL 0997-46-2333)が11月1日、土産物店の小分け袋の有料化を協会に加盟する土産物店で始めた。

「ぷかり堂」で配布している短冊のし

 9月に「脱プラスチック」を宣言し、環境に配慮した取り組みの推進を表明した屋久島観光協会。その一環として、これまで各土産物店やホテルの売店で無料配布していた小分け袋を有料化(1枚5円)することを決めた。協会副会長、土産物店「杉匠」の社長・日高貴路さんは「ラムサール条約に登録されるウミガメの産卵地『永田いなか浜』など、貴重な自然が観光資源となっている島で観光業を営む者として、島への恩返しがしたい」と取り組みへの思いを話す。

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 屋久島観光協会は2008(平成20)年から毎年海開きの日に「海祭り」を開催し、各集落で海岸清掃を行っている。今後は清掃活動にも力を入れるため、物販部会で毎月1回の海岸清掃を行う。日高さんは「ほかにもお弁当の容器をプラスチックから竹の葉や紙に変える取り組みなどを検討している。観光業はおもてなしの心が大切なので、ただ資源を減らすだけでなく、観光客に喜んでもらえる仕組みづくりも同時にしていく必要がある」と今後について話す。

 土産物店「ぷかり堂」は小分け袋の有料化に伴い、無料の「短冊のし」の配布を開始。縦7.5センチ、横3.5センチの小さな紙にウミガメやヤクシカなど屋久島らしいモチーフがデザインされており、購入商品数に応じて好きなデザインを選べる。エコバッグを持参するなど、買い物袋が不要の場合には合計金額から5円引きするサービスも始めた。

 店主の荒木政孝さんは「お土産は贈り物。小分け袋が無くてもギフト感が伝わり、屋久島に行ってきたことが分かるように『短冊のし』を考案した。これまで小分け袋がいらない人は少数だったが、有料化を始めてからは小分け袋がいる人の方が少ないことに驚いた。省資源化の意識が高まれば、いずれ『短冊のし』も不要になると良いのでは」と話す。

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