見る・遊ぶ 学ぶ・知る

屋久島歴史民俗資料館で島在住写真家「照葉樹の森」スライドショー

網代に編まれた竹を壁にした伝統建築、網代小屋

網代に編まれた竹を壁にした伝統建築、網代小屋

  • 0

  •  

 屋久島町歴史民俗資料館(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1900)で9月24日、島在住の写真家・山下大明(ひろあき)さんが、「照葉樹林の森から」と題したスライドショーを行った。

山下さんの著作の数々

[広告]

 屋久島高地のこけむす森を切り取った写真で1985(昭和60)年に鮮烈なデビューを飾り、注目を集めた山下さんが最近注目しているのは、低地の照葉樹林。100年以上、皆伐されていない「古い」照葉樹の足元に生きる、ランなどの菌従属栄養植物の写真を写しながら、森を形作る命について語った。菌従属栄養植物は、菌類から栄養を得て生活している植物。

 会場となったのは、資料館の中庭に口永良部島から移築された網代(あじろ)小屋。普段は民具の展示室となっているこの小屋に、スクリーンを設置、収蔵品でもある担桶(たんご)ぢょうちんをともして、情緒たっぷりの即席映画館ができあがった。

 「網代小屋トークライブ」と題して、島内からさまざまなゲストを招き、2014年から不定期で開催されてきたこのイベント。今回で5回を数える。資料館の職員である黒飛淳さんは「地域の人々との気軽なつながりを持てる場として、これからも活用していきたい」と話している。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、大人=100円、小・中・高校生=50円、屋久島町民は無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース