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屋久島に扇形の貸しコテージ「VIEWS」 9つの窓から多様な風景を

ユニークな扇形のコテージ

ユニークな扇形のコテージ

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 屋久島町小島にある貸しコテージ「GUEST HOUSE VIEWS(ゲストハウス ビューズ)」(屋久島町小島、TEL 0997-47-3234)が10月2日、3周年を迎えた。

2000平方メートルを独り占めできる庭

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 石川祥二さん・まみさん夫妻が2013年にオープンした同施設。約2000平方メートルの敷地に1棟のみが立つ。設計は屋久島在住の建築家ウィリアム・ブラワーさん。自然素材の建材にこだわり、「自然界に真四角なものは存在しないから」とユニークな扇形をしている。

 間取りは1LDKで、広さは約50平方メートル。リビングダイニングキッチンに和室、ウッドデッキ付きの石風呂、洗面所、庭にはバーベキュースペースを設けた。コテージ内には9つの大きな窓があり、「自然の中にいるようでとても落ち着く」と祥二さん。近隣の建物は見えず、自然だけを鑑賞できるよう計算された窓からは「VIEWS(眺め、景色)」の名の通り、座っても、寝そべっても、時間とともに変化する屋久島の空・海・山の景色を楽しむことができるようにした。

 「自分たちのペースで気ままに旅行するのが好き」という石川さん夫妻が自身の経験を基に、自分たちが泊まりたいと思う宿をつくったという。特に大人のカップル向けに、屋久島で暮らしているような、のんびりと楽しむ旅のスタイルを提案している。

 それぞれ東京と横浜出身で、3年前に移住した石川さん夫妻。屋久島の魅力について、「当たり前にある景色がとても美しい。虹を探したり、野イチゴをつんだり、花の香りを楽しんだり、季節の移ろいを肌で感じられる」とまみさん。祥二さんは「県道から一本入ることで、屋久島の奥深さが分かってくる。時にはゆっくり過ごす時間をつくり、散歩を楽しんでいただければ」と話す。

 今後については、「海外の方が利用してくださることも多い。外国人向けの設備やホームページを充実させていきたい」と祥二さん。まみさんは「『屋久島は一生に一回』という人も多い中、リピーターの方が来てくださるととてもうれしい。また来たいと思われる宿にしたい」と話す。

 宿泊料金・空室状況はホームページで確認できる。

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