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雨風にも負けず「サイクリング屋久島2020」 204人が島一周100キロに挑む

スタートを前に気勢を上げる先頭集団

スタートを前に気勢を上げる先頭集団

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 「サイクリング屋久島」が2月16日、開催された。

小雨の中を次々とスタートする参加者たち

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 今年、開催10回目を迎える「サイクリング屋久島」。尾之間をスタート・ゴールとする島一周100キロのコースに島内外の男女204人が挑戦した。

 参加者たちは、早朝に尾之間町民すこやかふれあいセンター(屋久島町尾之間、通称「屋根付きゲートボール場」)に集合し、開会式の後、スタート位置へ移動した。この日、屋久島には大雨・雷・強風・波浪の注意報が発令されていたが、7時30分のスタート時は時折小雨がぱらつく程度。参加者はコース途中の雨風を心配しながらも、号砲を合図に10人ずつ次々とスタートしていった。

 尾之間から反時計回りに島を一周する。安房、宮之浦、永田、栗生の4カ所に設けられたエイドセンター(AS)では、温かい飲み物や軽食が用意され、トイレ休憩もできる。タイムを競うイベントではないので、ASでは参加者同士がのんびりと歓談する姿が見られた。ただし、58キロ地点の永田ASと82キロ地点の栗生ASにはチェックポイントが設けられ、それぞれ12時30分と15時までに通過しなければリタイアとなる。

 走行コースの交通規制は行っていないので、参加者たちは交通法規を守りながら走行する。各要所には係員が立ち、参加者に指示を出していた。沿道では住民が傘を差しながら応援していた。常連参加者にはおなじみという食堂「よろん坂」(屋久島町安房)の応援団は、名物おかみら6人が店の前で巨大な発泡スチロール板をたたいてにぎやかな応援をしていた。

 永田を11時にスタートする50キロのショートコースと、栗生を12時30分にスタートする20キロのファミリーコースもあり、どちらも尾之間を目指す。100キロと50キロは島内より島外からの参加者の方が多かったが、ファミリーコースは島内の親子連れが多く見られた。予定の16時30分には参加者全員が尾之間に戻った。

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