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「屋久島の自然保護の歴史」 屋久島高校で卒業生による創立記念日講演会

卒業生の話に耳を傾ける屋久島高校の生徒

卒業生の話に耳を傾ける屋久島高校の生徒

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 創立記念日講演会「屋久島の自然保護の歴史」が11月12日、鹿児島県立屋久島高校(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-0013)で行われた。

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 6回目となる本年度の講演会のゲストは、屋久島在住の卒業生2人。映画「屋久島からの報告」を鑑賞後、映画制作に携わった「屋久島の自然を記録する会」の大山勇作さんと「屋久島を守る会」元代表の兵頭昌明さんが、屋久島の環境問題の歴史、現状抱える課題などについて話した。

 大山さんは映画製作に至る苦労を伝え、兵頭さんは「環境問題は過去のものではない。水害や汚水処理など、今も身近にある問題に目を向けてほしい」と高校生を鼓舞した。

 映画「屋久島からの報告」は、屋久島高校の演劇部が本年度全国高校演劇大会で優秀賞を受賞した「ジョン・デンバーからの手紙」のモチーフになった作品。

 屋久島高校は普通科の中に「環境コース」が設置されており、自然科学系だけではない幅広い環境問題について学んでいる。今回は環境コースの生徒だけでなく、体育館を会場に全校生徒と保護者や卒業生が共に耳を傾けた。

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