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屋久島でとんぼ玉作り体験 数センチに凝縮されたはかない世界

永さんが作ったとんぼ玉の数々

永さんが作ったとんぼ玉の数々

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 屋久島町立安房小学校近くのガラス工房「玉硝(ぎょくしょう)ガラス工房」(屋久島町安房、TEL 090-6885-4661)が現在、とんぼ玉作り体験を行っている。

ダイヤモンドルーターポイントの作品

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 講師は工房のオーナーでもある永博さん。永さんはガラス歴30年のベテランで、愛媛県の新居浜高等専門学校で講師を務めた経歴を持つ。工房経営のほか、ダイヤモンドルーターポイント作家としても活動している。ダイヤモンドルーターポイントとは、専用のドリルを使って絵や模様が彫られたガラス板のこと。後ろから光を照らすことで幻想的な絵画が浮かび上がる。

 とんぼ玉を作り始めた理由について、「高専時代、生徒たちにもっとガラスに興味を持ってもらおうと思ったことがきっかけ」と振り返る永さん。「一生懸命作っても、いつか割れてしまうはかなさが魅力」とも。

 4年前に屋久島へ移住した永さんは10月いっぱいで工房を閉め、鹿児島市内に新しい工房を開くという。「とんぼ玉作りはガスバーナーがあればできる。どこに行っても困らない技術」と胸を張る。

 取材当日は、4年間通い続ける生徒も参加し、休みの度に訪れる近所の小学生に勉強を教えるなど、面倒見のいい永さんの人柄が伝わる回となった。

 開催時間は10時~15時。参加費は2,500円(材料費込み)。要予約。時間内は個数制限なしで作ることができる。

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