食堂「ガジュマルキッチン」(屋久島町志戸子)が4月25日、志戸子(しとご)ガジュマル公園近くにオープンした。
ガジュマル公園指定管理者の「志戸子(しとご)集落」が運営する同店。志戸子集落によると、2021年7月からこれまで同園入り口でかき氷や土産品を販売してきたが、風の強い日などは営業できないことが多く、公園利用者から昼食を提供する店を求める声もあったため、食堂を出店する計画が持ち上がったという。
店内では、地元で親しまれている甲殻類「カメノテ」でだしをとったうどんと「夜光貝の炊き込みご飯」をセット(800円)で提供する。炊き込みご飯は、アクセサリーや工芸品の素材として親しまれる夜光貝の身を、高齢者や幼児でも食べやすいよう圧力鍋で柔らかくしてからもち米と炊き込む。うどんとご飯のセットで800円。
メニューはこのほか、「モーニングセット(トースト、サラダ、ヨーグルト、ドリンク)」(500円)、かき氷、ソフトクリーム(以上300円)など。
店長の真辺由紀子さんは「店は現在、旅行者と地元民の憩いの場になっている。かき氷やソフトクリームは目の前の堤防に腰掛けて、海を見ながら食べる人もいる。夏は冷やし中華、冬はおでんなど季節に合わせたメニューを考え、月に一度は集落の住民が交流するイベントも企画したい」と意気込む。
営業時間は9時~15時。火曜・水曜定休。