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観光客向けの「やくしま満喫商品券」販売開始 5,000円分を2,000円で

取扱店にはミニのぼり旗とステッカーが(空港前の「杉の舎」で)

取扱店にはミニのぼり旗とステッカーが(空港前の「杉の舎」で)

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 屋久島町が6月19日、町内経済の回復を支援するための「やくしま満喫商品券」の販売を開始した。

商品券と申請書兼同意書(空港前の観光案内所で)

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 購入対象者は、観光目的で屋久島町内に宿泊する小学生以上の旅行者。町内の観光案内所や大手ホテルなどで商品券を購入し、事前登録した町内の店舗での支払いに利用できる。6月19日時点では、宿泊施設、飲食店、小売店、タクシー・レンタカー、公認ガイドなど約200店が登録されている。登録店にはミニのぼり旗やステッカーなどが設置されており、町のホームページには地図付きの登録店一覧が掲載されている。

 商品券は、1,000円券5枚がつづられた冊子(5,000円分)が1冊2,000円で販売され、有効期限は購入の翌日から7日間。町内に1泊する場合は1人1冊、2泊以上の場合は1人2冊まで購入できる。購入時に航路・航空路の往復を確認できるもの(往復航空券など)を提示し、不正行為に関する規約に同意して購入申請書兼同意書を提出することが求められる。

 地方自治体などが発行するプレミアム付き商品券は、地域住民を対象に販売するものがほとんど。旅行者を対象にした宿泊や航空運賃の公的補助はあっても、用途を限定せずに旅行者を購入対象にしたものは珍しい。町の担当者は「あまり前例がない事業なので、利用状況を見ながら運営方法を改善して行きたい」と話す。「国や鹿児島県が行う旅行者への支援との併用も可能なので、活用してほしい」とも。

 町では来年3月まで合計5万枚の商品券を販売する予定で、期間満了前に完売した場合はその時点で販売を終了する。新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、販売の中断や延期もあり得る。

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