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屋久島「吉田ドーナツ」が1周年 お母さんが作る優しいおやつ

営業日の朝、揚げたての手作りドーナツ

営業日の朝、揚げたての手作りドーナツ

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 屋久島交通「吉田」バス停隣にあるドーナツ店「吉田ドーナツ」(屋久島町吉田、TEL 090-5288-1538)が9月、1周年を迎えた。

「吉田ドーナツ」店舗外観

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 吉田集落の空きスペースを活用し、昨年9月6日にオープンした同店。小学生の子どもを持つお母さん二人が店主を務める。「子どもにも安心して食べさせられるおやつを作ろう」と、おから入りドーナツの販売を決めた。

 店内には、営業日の朝作られた揚げたてのドーナツが常時10種類以上並ぶ。「最初は失敗の連続で試行錯誤を重ねた。全て手作業なので、きれいな丸を作り厚みを均一にすることが難しかった」と振り返る。「おからがいい働きをして、もっちりした食感になった」とも。

 メニューは、「オールドファッション」(150円)、「ココアファッション」(160円)、「フレンチクルーラー」(220円)、「シュガーグレーズ」(160円)、オールドファッションの穴にアイスを入れてチョコでコーティングした「アイスドーナツ」(300円)、「ベーコンチーズベニエ」(250円)など。ベニエとは、フランス語で「揚げた生地」という意味の四角いドーナツのこと。材料は国産や屋久島産の物にこだわり、白神山地の天然酵母やアルミニウムフリーのベーキングパウダーを使う。

 「子どもからお年寄りまでいろいろな世代の人が気軽に入れる、親しみやすい店を目指して始めた」という店主のお二人。今後について、「焼きドーナツのような、登山やお土産として持って帰ることができるものを作りたい」「吉田集落に人がいっぱい来てくれることが、これからの目標。島内外から人が集まる場所になれば」と意気込む。

 営業時間は火曜・木曜・日曜=11時~15時。

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