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屋久島にYNACミュージアム ガイドそれぞれの知識持ち寄った展示内容

展示の様子

展示の様子

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 「屋久島野外活動総合センターYNAC(ワイナック)」のミュージアム(屋久島町安房、TEL 0120-993-272)がヤクスギランド線沿いにオープンして1カ月がたった。

カフェスペース

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 同センターは宮之浦集落にあった事務所を今春、安房へ移転。屋久杉土埋木生産に大きな功績を残した故高田久夫さんが屋久杉林業にまつわる展示を行う目的で建てた建物を引き継ぎ、事務所兼ミュージアムを始めた。建物の壁材は一部を除き、屋久杉が使われている。

 展示内容はホルンフェルス(変成岩の一種)の石琴、春牧集落の横峯縄文遺跡から出土した石製垂飾具「縄文ドラゴン」、屋久島で撮影されたガの写真(675種)、屋久島の野鳥マップ(138種)、コケの生体展示(約50種)、動物の骨クイズなど。解説にQRコードが付いている展示は、参考動画にアクセスできる。

 ガイドの小原比呂志さんは「それぞれの知識や得意分野を生かした内容で、展示物は時期を見て入れ替える予定。施設があるヤクスギランド線は標高約1000メートルにあるヤクスギランドへ続く道で、道沿いの植物や生き物についての絵地図を現在制作している。イラストは屋久島在住の画家・山下あけみさんに依頼した」と話す。

 カフェスペースでは、手作り肉まん(300円)、「そらうみ」のジェラート(380円)、屋久島の地ビール(650円)、タンカンジュース(300円)などを提供する。屋久島にまつわる書籍、お土産、「縄文ドラゴン」をモチーフにしたオリジナルグッズなどの販売も行う。

 営業時間は9時~18時。

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