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屋久島で夏の伝統行事「六月灯」 灯籠の光が夜の神社照らす

日が暮れると手描きの灯籠に次々と灯がともる

日が暮れると手描きの灯籠に次々と灯がともる

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 屋久島の益救神社(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-0907)で7月15日、伝統行事「六月灯」が行われた。

書道家・馬場貴海賀さんのパフォーマンスに居合わせた参拝客もくぎ付け

 神社や寺に、氏子や檀家(だんか)が奉納した手描きの灯籠を飾る行事。旧暦の6月に当たる梅雨明けの頃、旧薩摩藩領各地の寺社で開かれている。

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 今年は地元出身の書道家馬場貴海賀(きみか)さんが、境内で書道のライブパフォーマンスを披露。参拝客や旅行者が見つめる前で、音楽に合わせ一気に「六月灯2018」と書き上げた。

 展示を取り仕切る宮之浦青年団長の竹之内徹さんは、「子どもの頃に比べ、行事の規模が小さくなってきたことに危機感を覚え、3年前からは『関わりたい人が楽しんで関わろう』と、氏子や団員に限らず組織外の人材にも広く声を掛け、参加を呼び掛けている」と話す。今年も、手間の掛かる灯籠の木枠作りや設営などに、島の各地から口コミで助っ人が集まった。

 日が暮れると、飾り付けられた灯籠にろうそくの灯が入り、参拝客が次々と訪れる。揺れる灯が、短い夏を幻想的に彩った。

 今月21日には久本寺(屋久島町宮之浦)で、22日には如竹廟(屋久島町安房)でも「六月灯」が予定されている。

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