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屋久島で放課後児童クラブ 高齢者ボランティアが子どもたち見守る

校庭の遊具で遊ぶ一湊児童クラブの子どもたち

校庭の遊具で遊ぶ一湊児童クラブの子どもたち

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 屋久島町立一湊小学校の敷地内に6月25日、放課後の子どもたちを預かる「一湊児童クラブ」がオープンした。

クラブの窓からは、一湊小学校の校舎とプールを望む

 一湊小学校31人の児童のうち、登録したのは低学年を中心とした10人。かつて教員住宅として使われていた建物を屋久島町から借り受け、地域の高齢者を中心としたボランティアが子どもたちを見守る。ボランティアのほとんどは、卒業生や元保護者で構成されており、毎日3人がクラブに駐在する。クラブを取りまとめる佐藤明了さんは、3人の子どもを一湊小学校に通わせた元保護者。「これを機に、学校と地域との結び付きが深まればうれしい」と話す。

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 初日は、6人の児童が学校からクラブに直行。おやつをつまみ、宿題を終えた後に、夕方まで校庭で遊んだ。

 クラブ設立のきっかけは、4月から同小学校で始まった「黒潮留学」。保護者と児童が一緒になって校区内に引っ越してくる「家族留学」という制度で、今年度は3組の家族が引っ越してきた。一湊校区では、留学生に限らず、Iターン移住者など、近所に子どもを預けられる祖父母や親戚のいない保護者が増えている。こうした親の負担を軽減すべく、半年ほど前から「黒潮留学実行委員会」が空き家探しと、児童クラブ設立に取り組んできた。

 クラブは平日の放課後のみの運営だが、ボランティアと保護者との交流を深めていく中で、週末や長期休暇への対応も模索していくという。利用料金は1人1日200円。