屋久島町の山海留学実行委員会事務局(屋久島町教育委員会教育総務課内、屋久島町安房、TEL 0997-43-5900)が現在、2017年度の留学生2次募集を行っている。
対象は小学生のいる家族。最長2年間、月額3万円の補助を受け取りながら、家族で永田地区に暮らす「家族留学」をする。
島には8つの小学校があり、複式学級を取り入れている学校も少なくない。児童数や人口減少への対策として1997年、永田小学校の「かめんこ留学」がスタート。これまでに229人の児童を受け入れてきた。さらに翌年、同じ行政区の口永良部島の金岳(かながだけ)小中学校の「南海ひょうたん島留学」も始まった。次いで、栗生小学校の「まんてん留学」が2003年度から、八幡小学校の「じょうもん留学」が2012年から行われている。いずれも里親の元から通学する「里親留学」と、「家族留学」を選択できる。
1次募集は8月から10月に行われ、里親留学と永田地区以外の家族留学は定員に達した。
同事務局の喜昭之さんは「各地区の委員会を中心に、学校ごとの個性を生かした活動をサポートしている」と話す。
応募受け付けは来年1月31日まで。