2つのダンススクールが合同で2月18日、屋久島離島開発総合センター(屋久島町宮之浦)でダンスイベントを開催した。
ストリートダンスやジャズダンス、K-popのダンススクール「Kou-Dance」とブレイキンを指導する「海鮮丼クラブ」が、2時間で28演目を披露した。2017(平成29)年に開設された「Kou-Dance」の解散イベントも兼ね、宮崎県から舞台照明の専門家を招いて本格的な舞台を作り上げた。
舞台に上がったのは「Kou-Dance」の生徒74人とインストラクター5人、「海鮮丼クラブ」の20人、ダンスユニット「あかずろー」の2人の総勢101人。ダンスの種類やレベルに分かれて、パフォーマンスを行った。
「Kou-Dance」代表の辻美穂さんは「ダンスの楽しさを伝えたい」という思いで2017(平成29)年、教室を立ち上げた。同イベントをもって引退し、「Kou-Dance」解散後は3人のインストラクターが独立してそれぞれの教室を立ち上げ、生徒たちを率いていくという。
辻さんは今後、森林浴ガイドと宿泊施設「森呼吸」の経営、島民対象のパーソナルトレーナーとして活動する。「妊娠、出産、育児で体力がなくなったかつての私を救ってくれたのが、ダンスだった。健康に生きるためには、『食べること』『体を動かすこと』『自然と共にあること』の3つが大切。これからは屋久島の森で、お客さんの人生を輝かせるお手伝いができれば」と笑顔を見せる。