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屋久島の「飛魚醤油漬け」に農林水産大臣賞 県の水産物品評会で最高賞

農林水産大臣賞を受賞した「飛魚醤油漬け」

農林水産大臣賞を受賞した「飛魚醤油漬け」

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 鹿児島県漁業振興大会第56回水産物品評会の授賞式が1月13日に行われ、「屋久島ロック」(屋久島町宮之浦)の製品「地魚醤油(しょうゆ)漬けシリーズ 飛魚醤油漬け」が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。

「飛醤」(左)を使った「屋久島地魚醤油漬けシリーズ」

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 県内の優れた水産加工品を一堂に集め、水産加工業の発展を促進し、消費者の認識を深めようという同品評会。毎年開催され、2022年度は127点が出品された。屋久島からは「飛魚醤油漬け」に加え、同じく屋久島ロックの「地魚醤油漬けシリーズ 炙(あぶ)りハマダイ醤油漬け」が県知事賞を、安永丸(屋久島町安房)の「屋久島産飛魚の香草パン粉焼き」が水産庁長官賞を、それぞれ受賞した。

 「飛魚醤油漬け」は、屋久島の新鮮なトビウオを使ったもちもち感が特長という。「炙りハマダイ醤油漬け」は、屋久島では「チビキ」と呼ばれる高級魚のハマダイを使う。パッケージには、鹿児島大学水産学部「かごしま深海魚研究会」とのコラボで「うんまか深海魚」のラベルを貼っている。

 屋久島ロック社長の當麻祥宏さんは、東京から移住した翌年の2016(平成28)年に同社を設立して起業。大手メーカーの物流部門に従事していた経験を生かして離島でのコールドチェーン(低温物流)の構築を目指している。しょうゆ漬けに使う魚醤「飛醤(とびしょう)」は、「ゼロを価値あるものに」をコンセプトに、トビウオのミンチ製造の過程で出る骨などを有効利用した製品で、2020年の水産物品評会で漁業振興大会長賞を受賞している。

 受賞に当たって、當麻さんは「うれしさよりも、これまで支えてくれた人たちにどのように感謝を伝えればいいかということばかり考えている。今後も、有識者や行政関係者をはじめとするさまざまな人に力添えしてもらいながら構築を進めていきたい」と意気込む。

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