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釣りを通じて屋久島の魅力発信 「屋久島料理宿 鱗屋」、安房港そばに開業

ランチのカンパチ丼定食は1,200円。みそ汁と季節の小鉢、漬物付き

ランチのカンパチ丼定食は1,200円。みそ汁と季節の小鉢、漬物付き

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 高速艇が発着する安房港から徒歩2分の立地に、「屋久島料理宿 鱗(うろこ)屋」がオープンして1カ月がたった。

高速艇が発着する安房港に程近い「屋久島料理宿 鱗屋」

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 海釣りのガイドでもある地元出身の石川純平さんが、3月1日に家族で始めた宿。SNSで広がった交友関係をベースに、オープン早々著名ユーチューバーなど、釣り人の予約が相次いでいる。1日1組限定でジギングやエギング、底物や堤防釣りなど、屋久島の多種多様な釣りに精通する石川さんが、島内のポイントを案内。希望に応じて、遊漁船、沖堤防渡船、遊覧船を用意するほか、釣った魚を料理してくれる飲食店を紹介するなど、釣り人向けのきめ細かいサービスを提供する。

 石川さんは「ごみ一つ落ちていない屋久島の登山道のように、海目的の客が増えることで、人々の関心が海に向き、排水の水質改善や漂着ごみの削減につながっていけばうれしい」と展望を語る。

 3月中旬にはビジター向けのランチ営業も始め、昼間は地元客でもにぎわっている。ランチは、鶏の唐揚げ定食(880円)とカンパチ丼定食(1,200円)の2種類。アオリイカなど屋久島の季節の食材を使った丼や、喫茶営業も検討している。

 ランチの営業時間は、月曜、水曜、金曜の11~14時。宿泊料金は、1人当たり素泊まり=4,500円、2食付き=8,500円。

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