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屋久島おおぞら高校がオンライン授業 世界海洋デーに海の豊かさ問い掛ける

オンライン授業の様子

オンライン授業の様子

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 屋久島町にある通信制高校の「屋久島おおぞら高校」(屋久島町平内)が6月8日、zoomを使ったオンライン授業を行った。

授業を担当した古川さん(左)大成さん(中央)渡邉さん(右)

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 同校は「おうち de 屋久島エコツアー」と題し、今月5日、世界環境デーにちなんだオンライン授業を行った。2回目となるこの日は海洋環境について考える世界海洋デー。社会問題となっている「海洋プラスチックごみ」をテーマに、生徒自身が解決策を考えられるよう構成。全国各地の在校生が約30カ所から参加した。

 司会の「海は豊かだと思うか」の問い掛けから始まり、環境問題の一例やSDGsについて紹介。教員の古川純平さんと大成孔平さんは、島内の海岸で実際に発見した漂着ごみにどんな物があったか、その多くがプラスチック製であることや、潮だまりに小魚や貝、ヒトデなど多様な生き物が生息していることをスライドを使って説明した。

 チャット機能を活用し、生徒は各自の意見や感想を書き込む。「使い捨てのプラスチックごみを減らすために何ができるか」「海を豊かにするために何ができるか」の質問に対して、生徒からは「マイボトルやマイバッグを持ち歩く」「できるだけゴミごみになる物は使わない」「環境に優しい商品を買う」「不便を許せる優しさを持つ」などの意見が集まった。

 大成さんは今年の春、屋久島に赴任したばかり。オンライン授業を通して「屋久島の自然について知ることができた」という。授業の締めくくりに「日々の小さな行動が、未来の海を変える。一緒に未来をつくりましょう」と生徒たちへ呼び掛けた。

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