屋久島町にある安房保育園(屋久島町安房)が6月2日、園へ布マスクを寄付した施設に手作りの返礼品を手渡した。
保育園の年長13人は、以前布マスクを寄付した屋久島町老人クラブ連合会と通信制高校の屋久島おおぞら高校に返礼品を届けるため、施設を訪問。おおぞら高校に現れた保育園の園長・川東敬さんと園児たちは寄付された手作りの布マスクを着用し、当日勤務していた約10人の教員に笑顔で迎えられた。
布マスク寄付の際に、受け渡しを行った「屋久島センバスビレッジ」(屋久島町小島)の竹本大輔さんが代表して、川東さんから返礼品を受け取った。子どもたちが布マスクを着用した写真の周りに「ますくうれしかったよ」「ますくくれてありがとう」と平仮名のメッセージやカラフルな絵が描かれた寄せ書きは、高校内の目立つところに飾る予定という。
竹本さんは「思い掛けない申し出を受け、とてもうれしかった。新型コロナウイルスで人が集まって交流することは難しいが、屋久島ならではの人の温かさを感じる出来事だった。こういったつながりを今後も大事にしたい」と話す。