「屋久島夢祭り~未来へのメッセージ~」が11月2日、屋久島安房川左岸の如竹(じょちく)通りで開催された。
毎年11月の第1土曜に開催され、今年が6回目。会場には、屋久島の人々が製作した竹製の灯籠や子どもたちによるペットボトル製の灯籠など、島の人口とほぼ同数の1万4000基の灯籠が並ぶ。恒例の「竹とうろうコンテスト」の応募作品も展示された。審査の結果、アニメキャラクターをモチーフにした今日得(きょうとく)チームの作品が特選に選ばれた。
会場には2基のねぶたが展示され、ひときわ目立っていた。1基は今年7月に屋久島町庁舎などで運行されたもので、もう1基は一湊地区に以前から保管されていたもの。いずれも実行委員会が修復して会場に運び込んだ。安房大橋の下では、「屋久島国際写真祭」が屋久島の昔の写真を用いたスライドショーを行った。
実行委員会(屋久島町商工会安房支所、TEL 0997-46-2137)の実行委員長、有水佑太さんは「まだ歴史は浅いが、秋の夜の風物詩になってほしい。安房地区とその周辺が少しでも元気になるよう貢献できれば」と期待を込める。
夢祭りは、音楽に合わせた1500発の花火で幕を閉じた。