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屋久島で甑島の地域づくり紹介 鹿児島の離島がつながる新たな活動に期待

夜の講演会の様子

夜の講演会の様子

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 「東シナ海の小さな島ブランド」代表の山下賢太さんが7月19日、屋久島のKITCHEN&CAFEヒトメクリ(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-2772)と屋久島サウスビレッジ(屋久島町平内、TEL 0997-47-3751)で講演会を開いた。

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 今月31日に開催する「鹿児島離島文化経済圏設立 セイルミーティング」の事前ヒアリングのために来島。「せっかく屋久島へ来るなら講演会を開いてほしい」という島民のリクエストに応じ、講演会は昼と夜に2回、夜はバーベキューをしながらの交流会も行った。

 山下さんは創業までの生い立ち、生まれ育った甑島(こしきじま)への思いや地域課題、築100年の古民家を改装した「山下商店」、港の旧待合所を活用した「コシキテラス」、漁師と消費者をつなぐ「KOSHIKI FISHERMANS FEST」、コワーキングスタジオ「しまとりえ」、島宿「FUJIYA HOSTEL」運営など、次々と展開する事業とその背景を紹介した。

 参加者は観光業や1次産業などの事業者、福祉施設の従業員、屋久島町役場職員、若い移住者から地元の年配者までさまざま。合計60人を超え、中には「昼の講演に感動したから」と2回とも参加する人もいた。屋久島サウスビレッジの阪根充さんは「同じ離島という立ち位置、自分のビジョンと重なる部分など、共感すると同時に励みになった。スピード感とスケールの大きさに感服!屋久島も負けていられない」と話す。

 交流会では山下さんを囲む参加者が、熱心に自身の活動や講演の感想を伝える様子が見られた。山下さんは「いつの時代も行動することでしか変わらない。地域づくりや経済活性化など物事を大きく考える前に、多様性を受け入れ『たった1人の幸せ』を大切にして欲しい」と屋久島の人々へエールを送る。

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