屋久島公認ガイド、皆川直信さんが手掛ける2019年のカレンダーが10月、完成した。
皆川さんは「美屋久(びやく)」という屋号でガイドを務めながら、写真家としても活動する。島外にあっても「屋久島を感じられるように、心だけでも屋久島に行けるように」と始めたカレンダー作りは今年で5年目。ガイド業のリピーターやお世話になった人に、お歳暮替わりに届けているという。
カレンダーはブック型のA4サイズの壁掛けタイプと、B6サイズのコンパクトな卓上タイプの2種。その年のベストショット24枚を使って仕上げる。黄色く色付いた「ヤクシマオナガカエデ」の葉が、こけむす森に散り敷かれた11月の写真が今回のお気に入りで、夏だけでない屋久島の四季の魅力を写したという。日付の欄には島暮らしに欠かせない満月、新月に加え、屋久島で年に3回、山仕事を控える「山の神の日」も記した。
皆川さんは「屋久島の森は手付かずに見えて、森と人との関わりも深い。山頂の祠(ほこら)や森の中の古い切り株に、その歴史を感じられるのがこの島の魅力」と笑顔を見せる。
壁掛けカレンダーは1,300円、卓上カレンダーは1,500円。美屋久のオンラインショップや島内の土産物店で販売する。