屋久島の夜を灯籠が幻想的に彩る「屋久島夢祭り」が11月3日、開催される。
今年で5回目を数える同祭り。会場は、高速艇が発着する安房(あんぼう)港から安房出身の儒学者・泊如竹(とまりじょちく)を祭る「如竹廟(びょう)」をつなぐ川沿い800メートルの「如竹通り」。
期間中、車両通行止めにした通りに、屋久島の人々が製作したおよそ1万4000基の灯籠が並ぶ。里山保全の効果も兼ねて地元の山から切り出し加工した竹製の灯籠や、島の子どもたちが思い思いに色付けしたペットボトル製の灯籠など、内容はさまざま。
「竹とうろうコンテスト」エントリー作品のお披露目も兼ねているため、メイン会場となる「如竹廟」周辺には毎年、意匠を凝らした作品が設置されるほか、地元のキャンドル作家のインスタレーションも披露される。
開会式と点灯式は17時40分からを予定。20時からの1500発の音響花火で祭りは幕を閉じる。
実行委員会(屋久島町商工会安房支所、TEL 0997-46-2137)の実行委員長、井手信博さんは「保育園から中学校、ボランティアまで数多くの島民が参加する島を挙げたイベントが、観光客の誘致につながれば」と期待を込める。
雨天の場合は翌日に順延。翌日に実施できない場合は中止する。