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屋久島でウナギ博士の授業 調査研究の楽しさを子どもたちに

ウナギの幼体レプトセファルスの標本

ウナギの幼体レプトセファルスの標本

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 屋久島の一湊小学校(屋久島町一湊)で7月19日、ウナギの特別授業が行われた。

塚本教授の分かりやすい話に子どもたちは熱心に耳を傾けた

 教壇に立ったのは、小学4年生の「国語教科書」(光村図書)に掲載されている「ウナギのなぞを追って」の著者、塚本勝巳教授(東京大学名誉教授)と共同研究者の黒木真里助教授(東京大学)。

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 複式学級の5・6年生7人を前に、「うなぎ一億年の謎を追う」と題し、授業を行った。モニターに地図や調査船での様子を映し出しながら、ウナギの生態や調査の日々、ニホンウナギの卵発見の喜びを話した。

 屋久島に主に生息するウナギは、島で「ゴマウナギ」と呼ばれるまだら模様のオオウナギとニホンウナギの2種。身近な生物でもあるウナギの不思議な生態に、子どもたちは興味津々。クイズコーナーや質問コーナーでは活発に手を挙げ、90分の授業を集中して楽しんでいた。

 5年生の寺田明兎(みんと)さんは、授業を終え「教科書に書かれていないこともたくさん分かって、面白かった」と感想を話す。

 黒木助教授らは6月から、一湊に研究所を設置。今後、屋久島、種子島のウナギ研究の拠点とする。