屋久島のスイーツブランド「屋久島の恵.rawfood(ローフード)」(屋久島町安房)が2月7日、ウェブショップをオープンした。
立ち上げたのは、同町内にある酒蔵「本坊酒造」の杜氏(とうじ)として長年焼酎造りに携わり、昨年退職した久保律さん。全ての食材を48度以上に加熱しないローフードの製法で作るスイーツを販売する。
久保さんとローフードとの出合いは2年前。「自分の体調に合っているのはもちろん、おいしいというのが何よりの魅力」と話す。屋久島の食材で作るローフードを多くの人に伝えたいと、ウェブショップを立ち上げた。
第1弾商品は「RAWチョコレートの詰め合わせ」(5,500円)。屋久島産のポンカンなど、ドライフルーツで飾ったアートチョコレート3種と自家製甘酒で甘みを加えた生チョコレート、屋久島産ポンカンのショコラオランジェ、自家製ハーブティーがセットになっている。エクアドル産のアリバナショナル種のカカオや屋久島産のタンカン蜂蜜などの原料をふんだんに使う。
杜氏になる前はパティシエ専門学校に通っていた久保さん。「暖かくなったら、アイスクリームやコールドプレスジュースなどの商品化にも取り組みたい」と、新商品の開発にも意欲を見せる。