屋久島の水中写真家、高久至さんが現在、オリジナルプリントを期間限定で販売している。
2016年から1年間、キャンピングカーに寝泊まりしながら、全国37県の海を潜って撮影した高久さん。膨大な写真の中から厳選した5枚に、サインとシリアルナンバーを入れた。
販売するのは、知床半島の「水くらげ」、礼文島の「ゴマフアザラシ」、長崎の「アカモクの森」、屋久島の「流木と魚」と「アオウミガメと光」の5点。プリントはアクリル板に圧着されているため、透明感があり、水の質感を感じられるのが特徴。
この春に帰島してからも、沖縄、五島列島、トカラ列島と追加の撮影旅を重ね、来春の小笠原諸島への旅へと続く。2015年に写真集「屋久島 豊穣(ほうじょう)の海」(東方出版)、2017年に写真絵本「海のぷかぷか ただよう生き物」(アリス館)を出版した高久さんは、この旅も1冊にまとめる予定。
「水中だけでなく、変化する海辺の暮らしも伝えたい。写真を通して、環境問題について考えるきっかけになってくれればうれしい」と話す。
A3サイズで、価格は1枚4万6,500円(送料込み)。注文は12月10日まで受け付け、それ以降は応相談。