屋久島町で7月14日~7月26日の13日間、キャンドルイベント「TOMOS LIGHT」が開催された。
キャンドル作家のチエミサラさんが2011年に始めた取り組みで、今回は7月11日に山口県下関市をスタートし、福岡・熊本・屋久島・大分を回る。屋久島では町内の民宿やレストラン・個人宅など、毎日異なる場所でキャンドルをともす。
期間中のメインイベント「月夜ののみの市」が7月23日、安房にあるカフェ「日と月と」で開かれた。チエミさんのキャンドルがともされた会場でフリーマーケットのほか、キャンドル作りを体験するワークショップや水に浮かべて使える「フロートキャンドルすくい」も行われた。
共に広島県出身で6年来の友人でもあるチエミさんと企画者の川口明子さん。2015年12月、川口さんが屋久島へ移住したことをきっかけに「何かイベントをやろう」と企画した。川口さんは4月、「日と月と」をオープン。「島民の方へ自己紹介をしつつ、非日常的な刺激や特別感を提供したかった」とイベントへの思いを語る。チエミさんにとっても「13日間連続でキャンドルをともし続ける」という初のチャレンジになった。
「13日間続けたことで、1日だけのイベントではできない偶然の出会いがあり、島の人とも仲良くなれた。自分たちも来てくれた人も楽しめ、SNSを見た人も気持ちがホッコリするものになっていれば」と川口さん。