「屋久高環境クリスマスフェスタ with やくしまオーガニックマーケット」が12月7日、屋久島高校(屋久島町宮之浦)体育館と武道館で開催された。
主催は屋久島高校情報ビジネス科調査研究部門の生徒による「屋久島お助け隊」と、島の自営業者などで組織された「やくしまオーガニックマーケット実行委員会」。同イベントには保護者や島民を中心とする約700人が来場した。
会場は物販と体験・展示、舞台発表の3コーナーに分け、物販コーナーの情報ビジネス科の3年生は「屋久島ジビエ王国」(安房)と開発した鹿肉スープ、鹿児島県屋久島事務所と開発した「YAKUSHIMAとれーるミックス」を販売した。
「ハイビスカスでシャンプーは作れるのか」という課題研究に取り組む普通科環境コース3年生の伊藤亜貴さんは体験コーナーの一角で、ハイビスカスシャンプー作りのワークショップを行った。「体験した人の反応を聞きながら、アンケートも収集して課題研究に生かしたい」と話す。
オーガニックマーケットのブースには、島の事業者を中心に20事業者が出店。野菜、菓子や弁当などの食品、屋久島産の竹細工などを販売した。環境に配慮した商品が見られたほか、リユース品やリメーク品の販売や回収を行うコーナーも設けた。
ステージでは、同校普通科環境コースの成果発表や高校生らによるダンス、和太鼓演奏などが行われ、島内の小・中・高校生、社会人吹奏楽団のセッションで会を締めくくった。