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屋久島から鹿革の魅力を発信 野生獣の皮革利用に取り組む講師ら一堂に

座席が足りなくなるほど、多くの参加者が講演に耳を傾けた

座席が足りなくなるほど、多くの参加者が講演に耳を傾けた

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 屋久島離島開発総合センター(屋久島町宮之浦)で1月22日、「野生獣の革の魅力」を発信するイベントが催された。

小さな子どもたちも熱中した、ヤクシカ革のキーホルダー作りのワークショップ

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 屋久島で唯一のヤクシカ解体精肉所「ヤクニク屋」(屋久島町宮之浦、TEL 0997-42-1129)が主催したイベント。解体精肉にとどまらない、鹿の有効利活用に取り組む中で知り合った島外の専門家を招へいした。

 講演会では、獣皮活用支援事業「MATAGIプロジェクト」に取り組む「山口産業」(東京都墨田区)の山口明宏さん、エゾシカ皮革の利用に取り組む「エゾプロダクト」(札幌市)の菊地隆さん、高知大学(高知市)で獣害の研究に取り組む田中求さんが登壇。

 多くの野生動物の皮をなめした経験を持つ「大昌」(兵庫県姫路市)の大垣昌道さんは「ヤクシカならではの小柄なサイズ感が魅力。環境への負荷も少ない毛皮でのものづくりに取り組んでみては」などと提案した。

 別室では「革工房JACK」(山口県山陽小野田市)の安藤昭彦さんを講師に、ヤクシカの革でキーホルダーを作るワークショップも開催。子どもから大人まで大勢の参加者でにぎわった。

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