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屋久島おおぞら高校で特別授業 校歌作曲した邦楽ユニット「WASABI」来島

市川さんの指導の元、壇上で本物の箏を奏でる生徒

市川さんの指導の元、壇上で本物の箏を奏でる生徒

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 「屋久島おおぞら高校」(屋久島町平内、TEL 0120-43-8940)で1月12日、邦楽の特別授業が行われた。

WASABIの演奏に耳を傾ける生徒たち

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 講師は津軽三味線奏者「吉田兄弟」の兄、良一郎さんを中心に、尺八の元永拓(ひろむ)さん、太鼓と鳴り物の美鵬(びほう)直三朗さん、箏の市川慎さんから成る新・純邦楽ユニット「WASABI」。国内外でライブを重ねるほか、全国各地で学校公演にも取り組んできた。

 そんな中昨春、屋久島おおぞら高校の依頼を受け、校歌を作曲。生徒たちが脳科学者の茂木健一郎さんと共に作った詩にWASABIのメンバーが曲をつけた。

 4人は、今回が初めての来島。当日は、一つ一つの和楽器についての解説、生徒たちを壇上に呼んで、本物の和楽器を演奏させるなどの授業を行い、4人の演奏に合わせて、生徒たちが校歌を合唱して、授業を締めくくった。

 同校は、7000人の生徒が在籍する通信制高校。年に一度の屋久島スクーリングが必修となっており、常時140人ほどの生徒が宿舎付きの校舎に滞在している。

 「やっと屋久島に来ることができた。生徒たちの考えた独特の歌詞と、目の前の生徒たちの歌声が重なって、目頭が熱くなった」と元永さん。授業の後は、生徒たちと共に食卓を囲み、親睦を深めた。

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