第1回屋久島建築賞の「町民賞」を選ぶ町民投票が現在、屋久島町役場本庁舎フォーラム棟で行われている。
屋久島建築賞は、屋久島の杉を生かした優れた建築物に贈られる賞。屋久島町や屋久島地杉生産者LLC(有限事業組合)などが参加する「屋久島の森と生きる協議会」が主催し、会員に応募を呼びかけた。昨年11月時点で完成している建築物が対象で、8月~11月の応募期間内に22件(うち島内8件、島外14件)の応募があり、書類選考による一次選考で10件(うち島内4件、島外6件)が選ばれた。
2月下旬に実施予定の二次選考では、一次選考通過作品のオンラインによるプレゼンテーションを基に、選考委員8人、応募者、協議会会員による投票で、最優秀賞、リフォーム賞、森と生きる賞、活動賞、島内賞の5つを選ぶ。受賞者には、屋久杉の盾と、屋久島旅行2泊3日(または屋久島から鹿児島への2泊3日旅行)を贈る。
屋久島町役場本庁舎フォーラム棟では現在、5つの賞とは別に町民賞(町民1000人が選んだ賞)を選考するために、一次審査を通過した応募作品を公開している。建築物の写真に加え、建築テーマ、施主のコメントなどをパネルで展示しており、気に入った作品名を用紙に書いて投票する。選んだ理由や感想を記入することもできる。
同役場の担当者は「専門家以外の町民の意見を聞ける貴重な機会。ぜひフォーラム棟を訪れて投票してほしい」と話す。
2月2日まで。