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県下一周駅伝の熊毛チームに屋久島から8人が選手登録 大会に向け本格始動

第64回南日本10km(キロメートル)ロード通信競技大会 屋久島1位でゴールする消防署員の真辺さん

第64回南日本10km(キロメートル)ロード通信競技大会 屋久島1位でゴールする消防署員の真辺さん

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 「第71回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会」の熊毛チームの結団式が12月23日、種子島の西之表市で行われた。屋久島の8人を含む30人の登録選手が、2月の本番に向けて本格的な準備を始めた。

同大会で2位争いをする役場職員の宇都さん(左)と高校生の時さん

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 結団式直後に坂道でのタイムトライアル、年明けの1月7日に南日本長距離走(鹿児島市)、1月20日に10キロタイムトライアル(西之表市)と実戦形式の練習を積む。2月3日に最終選考のタイムトライアル(西之表市)が行われ、駅伝に出走する熊毛チームの選手21人が決定する。

 駅伝本番は2月17日から5日間。県本土の総距離583.3キロのコースを53区間に分けてたすきをつなぐ。出水、日置、姶良、鹿児島、川薩、川辺、肝属、指宿、熊毛、大島、曽於、伊佐の12チームから21人ずつ出走する。選手1人当たり最大3回まで出走できる。

 熊毛地区の選手は、12月3日に屋久島で開催された「第53回熊毛地区市町対抗駅伝競争大会」と、12月10日に西之表市と屋久島町で同時開催された「第64回南日本10km(キロメートル)ロード通信競技大会」における成績などを参考に選考された。島外在住の候補者については、島外開催のレース結果も参考にした。

 屋久島の選手のうち、国分自衛隊所属の田實明大さんと川口大善さん、第一工科大学3年生の牛之濱歩さん以外の5人は、屋久島での10kmロード通信競技大会で上位5位に入っている。彼らをまとめるのは、同大会3位でゴールした町役場勤務の宇都翔吾さん。これまでの出場回数が8人の中では最も多く、熊毛チームのマネジャーも務める。

 同大会1位の真辺寿也さんと5位の新田正洋さんは、屋久島の北部を管轄する消防署の署員。真辺さんは昨年度の県下一周駅伝で3つの区間を走り、熊毛地区駅伝では屋久島Aチームの第1走者を任された成長株。新田さんは樟南高校(鹿児島市)時代から県下一周駅伝に出場し、宇都さんに次ぐ出場回数を誇る熊毛チームのエース。4位の堀ノ内賢さんは宮浦小学校の教員。2位の時涼雅さんは屋久島高校3年生。昨年の冬から急に成績を伸ばし、前回の県下一周駅伝では2つの区間を走った。

 1月28日には、「第37回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会」が開催される。霧島市隼人運動場をスタート・ゴールとする6区間約21キロのコースで、熊毛チームからは11人の選手が登録。うち1人は昨年度も登録した屋久島高校2年生の宮崎ひよりさん。熊毛地区駅伝で屋久島Aチームの第4走者を務めた。女子の熊毛チームは12月と1月に1回ずつ合宿を行い、強化練習とチームづくりを行って最終的な走者6人を決定する。

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