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屋久島で世界的ダンスアーティストのケント・モリさんがワークショップ

ケントさんに合わせて踊る参加者たち

ケントさんに合わせて踊る参加者たち

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 世界的ダンスアーティストのケント・モリさんがダンスのワークショップ「ダンスショップ」を9月18日、安房体育館(屋久島町安房)で開催した。

ケントさん(中央)、辻さん(右隣り)と参加者たち

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 ケントさんはアメリカを拠点に、マドンナやクリス・ブラウンなど世界的トップアーティストの専属ダンサーを務めるなどの活動を展開。2008(平成20)年から翌年にかけて開催されたマドンナのワールドツアー「Sticky & Sweet」では専属ダンサーとして出演した。幼い頃からマイケル・ジャクソンが大好きで、マイケルの死後、マドンナに指名されて追悼パフォーマンスを披露し注目された。

屋久島に来るのは今回が初めてという。2013(平成25)年に伊勢神宮で舞を奉納したケントさんは「以前から屋久島に関心があった」とも。自身のオンラインサロンの会員で屋久島とつながりのある伊藤のぶひこさんに来島の希望を伝えたところ、レンタルスタジオ「JISUGI」(屋久島町小瀬田)などでダンススクール「Kou-Dance」を運営する辻美穂さんがホスト役を引き受け、ワークショップが実現した。参加者は90人。Kou-Danceのほか、ブレークダンスを指導するスポーツ少年団「海鮮丼クラブ」やヒップホップの「アイリーダンススクール」からも生徒やインストラクターらが参加した。

 ワークショップは、ケントさんがダンスを披露したり、参加者がケントさんに合わせて踊ったりしながら進行。マイケル・ジャクソンの「スリラー」を参加者と「共演」する一幕もあった。ゾンビに扮(ふん)した参加者が、床からゆっくり起き上がって思い思いのしぐさでうろつき、最後は全員がケントさんに合わせて力強く踊った。ケントさんは予定時間を延長し、伊勢神宮で奉納した舞なども披露した。

 参加した女性インストラクターの1人は「とても楽しいワークショップで、2キロくらい汗をかいた。世界レベルのダンスに接することができて良かった。島内のいろいろなダンススクールの人が集まったが、これほどの人数が一緒にダンスするのはおそらく初めて。屋久島にもダンスがあることを世界に発信できる機会になれば」と話す。

 ワークショップ前日から2日間かけて屋久島の自然に接したケントさんは「また来るかどうかは分からないが、もし機会があれば、一枚岩の上でみんなと一緒に踊りたい」と笑顔を見せる。

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