屋久島の子どもたちによるミュージカル「ヘンゼルとグレーテル」が、7月2日、「屋久島離島開発総合センター」(屋久島町宮之浦)で上演される。
「figli della Luce」はイタリア語で「光の子どもたち」という意味を持つ
主催するのは、「音楽教室PEO」(屋久島町宮之浦)。2019年にミュージカルクラス「figli della Luce(フィーリデラルーチェ)」を新設し、クラス新設から初めての公演となる。イタリア語で「光の子どもたち」という意味を持つ「figli della Luce」には、小学1年生から6年生までの8人が所属。「音楽教室PEO」代表の日高昭代さんが所属する「劇団屋久座」のメンバーも、キャストやスタッフとして、共に舞台を盛り上げる。
日高さんは今回の企画、脚本、演出、音楽、歌唱、指導を手がける。1988(昭和63)年に教室を開設してから30年以上にわたり、島の音楽教育に携わってきた。教室の発表会に音楽劇などを取り入れる中で、「普段おとなしい子でも、役に入って演じたり、踊ったり歌うことで、違う自分になり、内面にある勇気や希望を引き出せる」と実感してきたという。
「みんなで本番が成功するように、練習を頑張っている」とヘンゼルを演じる東優花さん。グレーテルを演じる藤原聖さんは「大切な役なので、フィーリデラルーチェのお手本として頑張り、人に感動を伝えられるように練習していきたい」と意気込む。
開場は14時、開演は14時30分。入場料は小学生以上500円。上演時間は1時間程度を予定している。チケットは「音楽教室PEO」のほか「HONU yakushima」(麦生)で販売する。当日券あり。