木の工房「木雲mokumo(もくも)」が、「ショピングセンターばんちゃん」(屋久島町安房)内に3月21日、実店舗をオープンした。
同店は2021年の開業以来、「日々の暮らしの中に木のぬくもりを…」をコンセプトに日用品から家具、木の玩具など、依頼者の要望に合わせてさまざまな作品を製作してきた。実店舗も「オーダーのためのショールーム」という位置付けだが、屋久杉の積み木(8個セット1万2,000円)や寄木ブローチ(2,000円~)、ピアス(シングル2,000円~)、組み立て式のスリーウエーキャンプ用テーブル(2万円~)など、その場で買える品も開店に合わせて用意した。
使われている木材は全て屋久島産。地杉や屋久杉を中心に、流木や端材も積極的に活用し、木の持つ自然な色のグラデーションや形の面白さを楽しめる商品作りを目指しているという。夫婦で店を営む柴田まりえさんは元幼稚園教諭。自身の子育ての経験も合わせ、「五感を刺激する木の魅力を知ってもらいたい」と、子ども用の家具やおもちゃにも力を入れる。
屋号「木雲」の由来は、「『雲』のように、自在に形を変えて顧客の生活にフィットする家具を生み出したい」との思いから。
営業時間は11時~16時。営業日はSNSで毎月告知する。年内には通販も始める予定。